YAMADA TOMOMI WALKING STYLE

Essay エッセイ

Vol.135 性格別、ボディメイクアプローチ

いよいよ新年度がスタートしましたね! そして、このエッセイを初めて読んでくださる方が増える季節になりました。私…山田友美は基本的には辛口だけど、あくまで適度にお行儀よく&コツコツがモットー。そして、講師というと少し堅苦しいイメージを持たれやすいのですが、見た目、立ち居振る舞い、言葉遣いなど……いい塩梅での柔軟性を、現場のどこかに加えるよう心がけています。はじめましての方々、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、前回のエッセイでハイヒールが私の身長の一部だと言う話をしました。と同時に、素敵なアイテムを常に身に付けていることが、私のモチベーションにつながっていることを改めて実感……。ボディメイクに関してもそれと似たようなことがリンクしており、ボディラインや体重に納得できない時は、何をしていても全く気分がのらないのです。筋肉量や体調に至るまで、ボディバランスが整っているベストな状態を意識すること=自身のモチベーションアップに直結しています。

私のルーティンを少しだけご紹介致します。まず睡眠時間は7時間が基本です。万が一、仕事が立て込んで寝不足の時は、タクシーを使っていいルールにしています。また、体調がイマイチの時は、いつもより少し高級なフルーツを食べていいことに。さらに、大切な資料を作るときには、少しだけ高いワインを開けることも……。出張が続いているときには、新しいコスメの封を開けたり、ちょっと頑張る仕事のときには、お気に入りの靴や新しいワンピースを下ろしたりして、自分のモチベーションを上げ、バランスをとっています。

みなさんは目標を立てたとき、自分のモチベーションをどのように意識して進めていますか? 1番多いのが「目標を達成したら自分にご褒美を贈る」パターン。例えば、ダイエットをするとして、短期集中のメソッドを組んで、目の前にご褒美をぶら下げながらゴールに向かって突き進むタイプ。このやり方だと、目標達成はほぼ可能ですが、一定の満足期間が過ぎてしまうと燃え尽き……後日、リバウンドという最悪な結果を引き起こしがち。成功者になりたければ、その先の景色を楽しむ創造力を持ち合わせてなくてはなりません。あくまでも通過点という事を忘れないで!

また、ご褒美を先に贈る「先行投資型(別名、先延ばし型)」というアプローチもありますよね。スペシャルなご褒美を買ったから頑張る!をモチベーションにするタイプは、周りの環境に影響されやすかったり、意志が弱い側面も。「ダイエットは明日から」という口グセの人も少なくなく、何だかんだと言い訳をして、ボディメイクへの真剣度が足りないような気がしています。このタイプは心がわりしないうちに、少しでも早く実践する行動力も養った方がいいでしょう。

ちなみに、私が日々実践するコツコツ派は、脳と心と筋肉を効率よく使ってキレイを引き寄せるタイプ。ボディメイクを頑張りすぎると疲れたり飽きたり……なかなか長続き出来ませんよね。そのような人は、自分の心にも優しくする。そして、脳に頑張っている!という刺激を与えない事が大切。1日1mmだけ……という、ちょこっとの運動なら脳や心を刺激せず、無理なく続けることができますよね。このようにコツコツ派は、自分の体と毎日地道に向き合うので、筋肉や体調の変化にすぐ気づくことが出来ます。大幅に太ったりも痩せることもなく、だらしない体になることはほとんどないはずです。

今回は代表的な3つのタイプを紹介しました。皆さんはどのタイプですか? そして自分の答え合わせ、克服ポイントは確認できましたか? 新しい環境で心機一転を誓う人、快適な気候に誘われて運動をしたくなる人など、何か新しいことをしたくなる季節。それぞれのモチベーションをコントロールしながら、自分のペースでボディメイクを楽しんでくださいね。